新居を探すときに、物件だけでなく不動産会社選びにも迷う人も多いかと思います。「物件選びに失敗したくない…。」「どこの不動産会社が親切・丁寧に説明してくれるかな」と悩みますよね。
まず不動産会社には「大手」と「地域密着」の2つがあります。大手はCMなどで名前も聞いたことがある不動産会社で、地域密着は特定のエリアに根付いた不動産会社です。
大手か地域密着か、どちらがいいかは目的によって異なります。大手は物件情報が豊富で、ネームバリューもあるため安心感があります。一方、地域密着は、地域の情報に詳しく、大家さんとも仲が良いため条件交渉も早いのが特徴です。
地域の情報を詳しく知りたい!契約後も何かあったときにすぐに相談したい!などがある人は、地域密着不動産をおすすめします。
この記事では地域密着不動産のメリット・デメリット、地域密着不動産に向いている人の特徴を紹介していきます。
地域密着不動産のメリット
ここでは地域密着不動産のメリットを4つ紹介します。新居が特定エリアで決められている場合、その土地に根付いた地域密着不動産が強いです。
1、地域情報に詳しい
地域密着不動産は、特定のエリアに何十年も根付いているため、地域の情報に詳しいのが最大のメリットです。
「昔はこんな土地だった」「スーパーはここが安い」など地域の情報を詳しく教えてくれます。一人暮らしだと、暗い帰り道は通りたくない人も多いと思います。そんな時も街頭のある明るい帰り道など、丁寧に教えてくれます。
2、建物の内情を理解している
地域密着不動産の場合、エリア内にある不動産が少ないため、一つ一つの建物の内情に詳しいです。良いところ、悪いところも含めて全て把握しています。部屋を案内するときも、設備のことや「他の入居者さんはこんなふうに使ってますよ」と詳しく説明してくれます。
また近隣エリアに住む人たちとも、深いつながりを持っているのが魅力です。地元の人たちから聞いた情報をたくさん持っているだけでなく、ご近所がどんな感じなのか知っているのも地域密着不動産の強みです。
3、営業スタイルがガツガツしていない
営業スタイルがガツガツされるとイヤな人も多いかと思います。地域密着不動産は、営業スタイルがしつこくありません。「検討したい」と言えば、あっさりと引き離してくれます。
また大家と仲がいいので、大家の不利になる、他の入居者と合わないときは、無理にお客さんを取ったりしません。逆に大家と仲がいいので、条件交渉も早いため有利に動くこともあります。
4、契約後も相談しやすい
地域密着不動産のいいところは、転勤などもなく、そのエリアでずっと担当をしています。そのため、あとで何か相談したいときも、覚えてくれていることが多く、安心感があります。
契約してから担当者が変わると、説明するのに時間がかかったり、分かってくれなかったり…。担当者がずっと一緒なら、説明も伝わり、トラブルが起こっても相談しやすいのは地域密着のメリットです。
地域密着不動産のデメリット
地域密着不動産のデメリットを2つ紹介します。特定エリアのため、扱っている物件数は少ないですが、掘り出し物件が見つかる可能性もあります。
1、地域外の物件は基本的に対応できない
地域密着不動産は担当エリアには強いですが、地域外は弱く基本的には対応できません。逆に特定のエリアを決めている場合は強い味方になります。
地域外でもまったく案内できない訳ではありません。不動産会社だけが見れる「レインズ」というポータルサイトで、全国の不動産を探すことができます。案内も可能ですが、地域外のため情報は少なく、質問しても調べてから答えるかもしれません。
2、知らない不動産会社は入りにくい
ネームバリューのある大手に比べ、知らない不動産会社には入りくい人も多いかと思います。一度入ってしまえば、アットホームで安心感があったりします。
入りにくいと感じる場合、不動産会社のホームページを確認してみましょう。スタッフやお店の雰囲気がわかります。また電話で問い合わせをして、丁寧に答えてくれる不動産会社かどうかも確認してみましょう。
地域密着不動産に向いている人は?
地域密着不動産に向いている人は、「その地域に詳しい人に相談したい」「周辺の環境も詳しく知りたい」などです。住む環境は大事なため、事前にしっかりと確認したい人には地域密着不動産はおすすめです。
その地域に詳しい人に相談したい
学校がある、職場が近いなど特定のエリアに住みたい人は、その周辺に詳しい地域密着不動産に相談してみましょう。学校や職場からの交通量の多さ、危険な道はないか、坂道が多いかなど詳細に教えてくれます。
周辺の環境も
住む街はどんな街なのか、周辺の環境も知っておきたい人も多いと思います。ネットの口コミなどでは知り得ない情報も確認したい場合は、地域密着不動産に相談するのがおすすめです。
周辺の環境は、安全なのか、夜は静かなのかなど細かい情報も教えてくれます。住み始めてから、夜はうるさくて眠れないなどの騒音トラブルは避けたいものですよね。住む前に周辺環境を確認しましょう。
地域密着の不動産は「オンライン」での活用もおすすめ
賃貸物件探しもどんどんリモート化し、オンラインでの内覧や契約が可能になりました。地域密着不動産でも、オンラインを取り入れている所も多く、特定エリアに強みがあるため、オンライン上で物件や街の情報も詳しく知れます。
またオンライン上で不動産会社を選ぶ際は、以下2点が必須です。
- 住む周辺の地域に詳しい
- 親切・丁寧に教えてくれる
質問しても適当や、投げやりの答えだと不信に感じてしまいますよね…。逆にゆっくり丁寧に教えてくれる不動産会社だと信頼できます。「周辺地域にも詳しい」「丁寧に教えてくれる」と、オンライン上で必要な要素を備えている地域密着不動産が最適です。
オンラインでの物件選びには地域密着の不動産会社が相性もよく、周辺地域を知り尽くしているので、安心して任せることができます。
まとめ
地域密着不動産のメリット・デメリット、向いている人について説明しました。地域密着不動産は、特定エリアに根付いているため、周辺環境や情報に詳しく、ネットの口コミで知ることのできない情報も教えてくれます。
また営業スタイルもガツガツしていないため、ゆっくりと新居を決めることもできます。契約後も担当者が変わらずに居てるので、相談しやすいのもいいですね。
地域密着不動産は「周辺環境を詳しく知りたい!色々聞きたい!」という人におすすめです。オンラインの取り扱っているところも多いので、気軽に地域密着不動産に相談してみましょう。